将棋の棋聖戦五番勝負第1局が6月6日、兵庫県洲本市の「ホテルニューアワジ」で行われ、挑戦者の豊島将之八段(28)が10連覇中の羽生善治棋聖(竜王 47)に勝利し、五番勝負で先勝した。
同タイトル10期連続防衛中の羽生棋聖に対し、4日に行われた王位戦挑戦者決定戦でも勝利していた豊島八段は、お互い5時間の持ち時間を使い切る熱戦の中、将棋界の第一人者に3日間で2勝する実力を示した。これで2人の対戦成績は豊島八段の11勝12敗と拮抗した。また羽生棋聖は、タイトル戦などが続いたこともあるが、これで公式戦5連敗と苦しい対局が続くことになった。