将棋好きで知られるお笑い・かまいたちの山内健司が、最年少記録を次々と塗り替える天才・藤井聡太七段について「どのくらい先が見えているんですか?と聞いてみたい」と、その驚異的な読みの早さ、深さについて興味津々だ。
山内は子どものころに将棋のルールを覚え、大人になってから本格的に楽しむようになったが、今では趣味からテレビ朝日「アメトーーク」をはじめとする将棋関連の仕事も舞い込むようになった。日々、将棋アプリで研究を続けるが、デビュー以来次々と長年の歴史を塗り替える天才棋士に興味がわかないはずもない。
指すだけでなく、テレビでも観戦する山内だが、藤井七段の「解説泣かせ」の指し手にいつも驚いている。「この前の対局でも、急に指すのが早くなったと思ったら、29手詰だったらしくて。すっかり数手で詰むくらいの感じかと思ってました。それが見えてやっているとか、怖いくらいですよね」と、将棋界でも断トツの実力を誇る詰将棋力に度肝を抜かれた。
また、常識の範囲であれば悪手と思われる手が、先に進むほど最善手になっていく様子にも、心をつかまれている。「とある先生が、藤井さんの指した手を見て『これは藤井君、やっちゃったんじゃないですか』って言っていたんですけど、それがいい手で。プロの棋士でもわかんないとかすごいですよね。今後は解説の方も『悪手です』とか下手に言えないですよね」と、つい笑いが出た。
凡人には見えない領域を見ている藤井七段だけに、山内もその世界が気になっている。「羽生さんとか、昔は1000手ぐらい先が見えたとかって聞きますけど、藤井さんはどこまでシミュレーションしているのか、聞いてみたいですよね。あと、藤井さんもやる『ひふみんアイ』とか。トイレ行く時に何を考えているとか、いろいろありますね」と、まさに将棋たのしい芸人ぶりが全開になった。
藤井七段は公式戦で活躍を続けるほか、超早指し企画「AbemaTVトーナメント Inspired by 羽生善治」にも出場する。最速・最強を決める戦いの中で、さらなる天才ぶりが発揮されれば、山内が聞きたいこともまた増える。
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◆AbemaTVトーナメント Inspired by 羽生善治 将棋界で初めて7つのタイトルで永世称号の資格を得る「永世七冠」を達成した羽生善治竜王が着想した、独自のルールで行われる超早指し戦によるトーナメント。持ち時間は各5分で、1手指すごとに5秒が加算される。羽生竜王が趣味とするチェスの「フィッシャールール」がベースになっている。1回の顔合わせで先に2勝した方が勝ち上がる三番勝負。予選は藤井聡太七段が登場するA組からC組まで各4人が参加し、各組2人が決勝トーナメントへ。シードの羽生竜王、久保利明王将を加えた8人で、最速・最強の座を争う。
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