1990年代から、原宿を中心に若者たちを魅了した「ロリータファッション」。そんな日本独自のカルチャーを牽引し続ける一人の女性がいる。現役の看護師でありながら、ロリータモデルとして活動する青木美沙子だ。その人気は日本だけに留まらず、世界各国にファンを抱え、外務省公認の「ポップカルチャー発信使」(通称「カワイイ大使」)としても世界中を飛び回るロリータ界のカリスマである。高校生からロリータモデルを始めた彼女も今年で35歳だという。約17年もの間、ロリータを愛し、発信し続けてきた彼女に今のロリータを取り巻く状況を聞いてみた。