将棋の最年少棋士・藤井聡太七段(15)が、竜王戦決勝トーナメント1回戦で都成竜馬五段(28)と対局中だ。竜王戦は、藤井七段が今年度中にタイトルに挑戦する可能性があるものの1つ。タイトルは羽生善治竜王(47)が保持している。過去の対戦成績は藤井七段の3戦3勝。
5組ランキング戦で優勝し、決勝トーナメント進出を決めていた藤井七段は、同6組優勝の都成五段に勝利すると、続く2回戦で4組優勝の増田康宏六段(20)と対局することになる。挑戦権を得るには、各組の成績上位者によるトーナメントで5連勝し、さらに別ブロックから勝ち上がってきた棋士との挑戦者決定三番勝負を制する必要がある。もし藤井七段が竜王位を獲得すると、昇段規定をクリアしその時点で八段に昇段が決まる。過去の最年少タイトル挑戦(17歳10カ月)、タイトル獲得(棋聖戦 18歳6カ月)は、いずれも屋敷伸之九段が保持しているが、藤井七段が挑戦や獲得した場合は、大幅な記録更新となる。