クラブ名が「立川・府中アスレティックFC」となって初めて迎えたホームゲームは、これまでのFリーグでは感じられなかった特別感を味わえるものだった。昨年まで使用していた府中市立総合体育館がFリーグ基準に満たないというホームアリーナ問題により、府中から立川に拠点を広げるなど、多くの問題を抱えながらも逆境をチャンスに変えた現場の声を聞いた。
 今シーズンから本拠地を立川に移し、クラブとして再スタートを切った立川・府中アスレティックFCが、ホーム開幕戦を迎えた。ペスカドーラ町田との東京ダービーは、白熱したシーソーゲームとなり、敗れはしたが好ゲームを演じた。しかし、それ以上に観客の心に残ったのは、立川・府中が仕掛けたこれまでのフットサルでは味わえなかった様々なエンターテインメントだった。