すべては、あそこから始まった――。1996年夏。当時サッカー選手を目指していた甲斐修侍の元に、1本の電話が入った。「シュウ、フットサルやらへん?」。電話をかけてきたのは甲斐の中学時代のチームメートだった。
 銀河系軍団vs超個性派集団
 山梨県の山中湖にあるフットサルコートで行われる大会に、甲斐は参加した。そこでブラジルが発祥の5人制サッカーに興味を持った甲斐は、コートのスタッフとして働きながらフットサルを始めた。しばらく経つと、甲斐はチームを結成する。