将棋の王位戦七番勝負の第1局が7月4、5日に愛知県豊田市の「ホテルフォレスタ」で行われ。菅井竜也王位(26)が豊島将之八段(28)に133手で勝利した。
タイトル戦では初となる平成生まれ同士の対局は、中盤まで優劣がつかない展開の中、終盤が近づくにつれて徐々に先手番の菅井王位がリード。豊島八段の分厚い守りを崩し、押し切った。対局後、菅井王位は「あんまり経験のない形なので、ちょっと分からなかったです。形勢判断もよく分からなかったです」と、難解な将棋だったと振り返った。
菅井王位は昨年、タイトル戦初挑戦で羽生善治竜王から王位を奪取。プロ通算372局目を白星で飾り、266勝106敗で勝率.715と、7割超の勝率をさらに伸ばした。また7割近い勝率を誇る豊島八段は、今回の対局がプロ通算600局目だったが、白星で飾ることはできなかった。
第2局は7月24、25日に兵庫県神戸市の「中の坊瑞苑」で行われる。
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▶7/5(木)8:30~ 第59期 王位戦 七番勝負 第一局 2日目 菅井竜也王位 対 豊島将之八段
▶7/6(金)9:30~ 第66期 王座戦挑戦者決定トーナメント 斎藤慎太郎七段 対 藤井聡太七段
▶7/8(日)20:00~ AbemaTVトーナメント Inspired by 羽生善治 予選Bブロック-2