大相撲名古屋場所二日目、AbemaTVの解説で登場した元前頭・若ノ城が土俵にまつわる裏話を披露。「名古屋場所の土俵は乾いて滑りやすいんです。他と土が違ったり、照明の当たり具合などもあったり……」と話すと、「私は苦手でした。相手には滑って欲しいけど、自分は滑りたくなかったので」と続けた。
これに反応したのは、視聴者の相撲ファンたちだ。
「現在では土俵の土は東京場所に限らず、すべての場所で(埼玉県)川越の荒木田土になってますよ」「力士会から要望が出たとかで、土はすべて一緒」などと異論反論、正論? が多数寄せられた。中には「埼玉の土」といった、地元埼玉を誇らしげにアピールする声もあった。
その言葉の通り土俵に使用する土は、昨年11月の九州場所から、年3回開催される地方場所においても、東京・両国国技館の土と同じく統一されている。さらに視聴者の指摘通り、力士界の要望が反映されたという荒木田土は、粘土質で滑りにくい特徴があるという。
若ノ城の解説は、取組解説はもちろん、様々な豆知識や裏話が豊富に飛び出すなど、視聴者の間では人気がある。この一連のやり取りに限らず、様々なコメントに目を通した若ノ城は「いや~、とても詳しい相撲ファンが多いんですね」と驚くと同時に、元力士として喜びを露わにしていた。
(C)AbemaTV