今年も暑い名古屋場所が始まったが、白鵬鶴竜の両横綱、そして新大関栃ノ心が盤石な立ち上がりを見せ、優勝争いもこの3人が中心となって展開されそうだ。しかし、年6場所制となった1958年以降、17回の平幕優勝があるが、名古屋場所では過去最も多い5人の平幕力士が賜盃を抱いている。

 その理由については様々、言われているが、名古屋特有の蒸し暑さが他の場所に比べて体調管理を難しくしているのが、要因の1つなのかもしれない。

 1964年の当場所は3横綱のうち、柏戸、大鵬が休場。皆勤した栃ノ海も7日目で4敗と不振。大関は豊山が13勝、北葉山と栃光が12勝と気を吐いたが、賜盃を手中に収めたのは前頭9枚目の富士錦。横綱、大関とは顔が合わず、役力士とは2人しか対戦せずに14勝1敗と逃げ切って“漁夫の利”を得た。

 1972年はハワイ出身、前頭4枚目の高見山が外国出身力士として初の優勝を果たし、千秋楽の表彰式では当時のアメリカのニクソン大統領からの祝電が駐日米大使によって読み上げられた。75年は輪島が全休、北の湖は9勝と横綱陣が不振の中、前頭筆頭の金剛が13勝2敗で混戦の場所を制した。“ホラ吹き金剛”とも言われ、横綱戦を前に「今の北の湖に負けるはずはない」などといったビッグマウスぶりが話題になった。

 平成時代には琴富士、水戸泉が賜盃を手にしているが、振り返ってみると5人のうち、富士錦、高見山、水戸泉と3人が高砂部屋所属というのも何かの因縁か。そういえば、今年の名古屋場所は高砂部屋の前頭13枚目、朝乃山が初日から3連勝と好調だが、果たして…。

(C)AbemaTV

▶7/11(水)16:00~ 大相撲LIVE 名古屋場所 4日目 幕内前半


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大相撲LIVE 名古屋場所(幕内)4日目 | 無料のインターネットテレビはAbemaTV(アベマTV)
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出演者は、解説:若ノ城、ゲスト:キンボシ西田、実…です。
【クライマックス】大相撲LIVE 名古屋場所(幕内)4日目 | 無料のインターネットテレビはAbemaTV(アベマTV)
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