トッププロが集う麻雀リーグ「2018RTDリーグ」BLACK DIVISION 49・50回戦が7月19日に放送され、内川幸太郎(連盟)と瀬戸熊直樹(連盟)がトップを取り、内川は3連勝で9勝目を挙げ4位死守した。瀬戸熊は通算11勝目で3位をキープした
BLACK 49回戦の対局者は内川幸太郎、萩原聖人、白鳥翔(連盟)、村上淳(最高位戦)。内川は5位・萩原を警戒し、トップラスを食らっても4位をキープできるであろう120ポイント差を持つことを目標にしていた。内川のターニングポイントは、東4局3本場。萩原からのリーチ攻撃を受けながら、ツモ・チートイツ・ドラ2で8000点(+900点、供託3000点)を加点してトップ目に立つ。その後は普段あまりやらない仕掛けを駆使し、萩原を振り切っての9勝目。
プラン通り、萩原に約120ポイント差をつけ「次でもう1回トップが取れれば(準決勝進出は)相当安泰かと。トップラスだけで80ポイントは変わるルールですから、素点を入れると約100ポイントは変わるので」とラスト2戦を前に、気を引き締め直した。
50回戦の対局者は瀬戸熊直樹、松本吉弘(協会)、多井隆晴(RMU)、小林剛(麻将連合)。3位に位置していた瀬戸熊は「ここでラスを引いてしまうと4位争いに巻き込まれてしまうので、手堅く打つ」と考えていた。東3局、親番で瀬戸熊は1万2000点を加点してトップ目に立つ。南1局ではツモ・一気通貫・チンイツを決めて倍満1万6000点を加点。そのままトップを守り切って11勝目を挙げ、順位は変わらずも2位の白鳥まで63.1ポイント差と射程圏内に捉えた。「小林さんが久しぶりに弱っていた半荘だったんで、もし準決勝に行けた場合に、瀬戸熊とはやりづらいなという感じも与えなきゃいけないんで、この半荘ではもっと畳み掛けなければいけなかった」と反省しながらも、目の前の1戦1戦を戦っていくと気持ちを切り替えた。【福山純生(雀聖アワー)】
【BLACK DIVISION49・50回戦終了時点での順位】
1位 小林剛(麻将連合)+565.7
2位 白鳥翔(連盟)+257.3
3位 瀬戸熊直樹(連盟)+194.2
4位 内川幸太郎(連盟)+56.1
5位 萩原聖人▲68.0
6位 多井隆晴(RMU)▲249.7
7位 松本吉弘(協会)▲277.1
8位 村上淳(最高位戦)▲478.5
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆RTDリーグ サイバーエージェント代表取締役社長・藤田晋氏が、2016年に立ち上げた長期リーグ戦。各団体のトッププロ15人に加え、芸能界から萩原聖人が参戦。「BLACK DIVISION」「WHITE DIVISION」に分かれ、1人半荘27回戦を行う。上位4人ずつがポイントを半分持ち越して、準決勝に進出。さらに勝ち抜いた4人がポイントをリセットして決勝で争う。今期から新たに降級システムが導入され、各組予選8位は自動降級、各組予選7位は推薦者2人と入れ替え戦を行う。
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