将棋の最年少棋士・藤井聡太七段(16)が7月20日、順位戦C級1組で森下卓九段(52)に勝利し、同組では2連勝、16歳になってから初勝利を挙げた。
19日に誕生日を迎えたばかりの「西の天才」藤井七段は、「東の天才」増田康宏六段(20)の師匠である森下九段に対し、各6時間の持ち時間をじっくり使った将棋を展開。じわじわとした攻めを続けると、お互い持ち時間を使い切り1分将棋に入った後でも、着実な手を続け森下九段を振り切った。
藤井七段は昨期、C級2組で全勝し「1期抜け」に成功。C級1組は39人が参加しており、各棋士10局行う。成績上位2人がB級2組へと昇級するが、勝敗数が同じ場合は前期の成績などを元にした順位が上の棋士が昇級する。昇級したばかりの藤井七段は39人中31位で、1期抜けを果たすには全勝もしくはそれに近い成績が必要となる。
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