将棋の王位戦七番勝負の第2局が7月24日、兵庫県神戸市「中の坊瑞苑」で始まった。菅井竜也王位(26)と挑戦者の豊島将之棋聖(28)という、将棋界初の平成生まれ同士のタイトル戦で、第1局は菅井王位が勝利している。今回は豊島棋聖の先手番。
 菅井王位は昨年、タイトル戦初挑戦で羽生善治竜王から王位を奪取。通算374局で268勝106敗、勝率.717と数少ない勝率7割超えの棋士だ。一方の豊島棋聖も通算603局で420勝130敗、勝率.697。竜王戦1組、順位戦A級に所属するトップ棋士ながら、なかなかタイトルに縁がなかったが、7月17日の棋聖戦五番勝負の最終局で羽生善治竜王からタイトルを奪取。ついに念願のタイトルホルダーとなった。2人の対戦成績は過去8局あり、菅井王位の6勝2敗。直近では菅井王位が4連勝中だ。