トッププロが集う麻雀リーグ「2018RTDリーグ」BLACK DIVISION 51・52回戦が7月23日に放送され、瀬戸熊直樹(連盟)と松本吉弘(協会)がトップを取り、瀬戸熊は連勝で12勝目、松本は待望の3勝目を挙げた。これで瀬戸熊は3位から2位へ、松本は7位から6位へランクアップした。
BLACK 51回戦の対局者は瀬戸熊直樹、内川幸太郎(連盟)、小林剛(麻将連合)、村上淳(最高位戦)。2位・白鳥までは63.1ポイント差まで詰め寄っていた瀬戸熊の表情は引き締まっていた。
東2局の4000点(+供託1000点)を皮切りに、南1局3本場で6400点(+900点)、南3局4本場では2600点(+1200点)と3度のアガリをすべてリーチ一発で仕留める。南4局ではリーチ・ツモ・ドラで7800点を加点し、2連勝で12勝目。RTD2017の予選最終戦オーラス、準決勝を目の前にして逆転されて準決勝を逃したリベンジを果たすべく、3位から2位に浮上した。
52回戦の対局者は松本吉弘、多井隆晴(RMU)、萩原聖人、白鳥翔(連盟)。松本と多井は27.4ポイント差。松本は「理想はトップ。そして多井さんより着順が上になること」をテーマに掲げていた。
東1局で8000点を加点した松本だったが、東2局では1万2000点を多井に放銃する。しかし必死に食らいつき、東4局で5200点をアガって息を吹き返す。そしてオーラス1本場、ホンイツ・ドラ2で8000点(+300点、供託1000点)を加点し、待望の3勝目を挙げた。「ただただ、ここで麻雀がしたいという気持ちをこの半荘にぶつけました」とがむしゃらに打った松本にとっては値千金のトップ。「最年少初出場を応援してくれたすべての人に報いることが出来た」と感極まった。【福山純生(雀聖アワー)】
【BLACK DIVISION51・52回戦終了時点での順位】
1位 小林剛(麻将連合)+554.5
2位 瀬戸熊直樹(連盟)+246.7
3位 白鳥翔(連盟)+208.5
4位 内川幸太郎(連盟)+68.4
5位 萩原聖人▲86.2
6位 松本吉弘(協会)▲222.6
7位 多井隆晴(RMU)▲237.2
8位 村上淳(最高位戦)▲532.1
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆RTDリーグ サイバーエージェント代表取締役社長・藤田晋氏が、2016年に立ち上げた長期リーグ戦。各団体のトッププロ15人に加え、芸能界から萩原聖人が参戦。「BLACK DIVISION」「WHITE DIVISION」に分かれ、1人半荘27回戦を行う。上位4人ずつがポイントを半分持ち越して、準決勝に進出。さらに勝ち抜いた4人がポイントをリセットして決勝で争う。今期から新たに降級システムが導入され、各組予選8位は自動降級、各組予選7位は推薦者2人と入れ替え戦を行う。
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