
自分や家族などが犯罪に遭うかもしれないと不安になる場所――去年の調査で、繁華街などを抜いて最も多かったのは“ある空間”だった。
「平成30年版 警察白書」によると、2004年以降の治安に関する世論調査で、「犯罪に遭うかもしれないと不安になる場所」は「繁華街」「路上」等の回答が多数を占めていた。しかし、去年の調査では「繁華街」の54%、「路上」の47%を抜いて「インターネット空間」と回答した人が61%に上り、最も多かったことがわかった。

また、「被害に遭うかもしれないと不安になる犯罪」についても、「インターネットを利用した犯罪」が最も多く、「振り込め詐欺や悪質商法などの詐欺」「誘拐、子どもの連れ去りやいたずら」などを上回った。
インターネット空間を巡っては、SNSを利用した児童ポルノ事件やインターネットバンキングを悪用した不正送金事件などが相次いでおり、サイバー犯罪に関する相談件数も12万件以上と高い水準にある。

こうした中、「警察に特に力を入れて取り締まって欲しい犯罪」については、「インターネットを利用した犯罪」と答えた人が51.2%で、「殺人、強盗などの凶悪な犯罪」の51.1%を上回り最も多かった。警察庁ではサイバーパトロールを積極的に行い、取り締まりを強化する方針としている。
(AbemaTV/『けやきヒルズ』より)



