
菅官房長官は24日、「児童生徒の安全を守るためにも緊急の課題」だとして、小中学校のクーラー設置支援を明らかにした。そして、小中学校に関する暑さ対策のひとつとして、「夏休み期間の延長等について検討すべき」とも述べた。
「夏休みの延長」について街にいる親子に話を聞いてみると、「夏休みが長いと遊べるから、そっちの方がいいと思います」(子ども)、「夏休みは今のままで。給食も助かるし、電気代は家でかかっちゃうし、勉強も忘れてしまうんじゃないか」(母親)と温度差があるようだ。菅官房長官は、年間の授業時間数を確保しながらの工夫が可能かどうか文部科学省で検討するとしている。
小学生の夏休みといえば課題がつきものだが、先週19日に「自由研究」についてある調査結果が発表された。一般社団法人日本能率協会によると、小学生の子どもを持つ親の約9割が自由研究に対して不安を持っているといい、「子どもが自分の力でやりきれるかどうか」(50.0%)、「親がどういうサポートをしたらよいか」(22.8%)、「学年にふさわしい出来栄えかどうか」(12.9%)、「不安はない」(9.2%)などと考えているようだ。
そんな中、「夏休みの宿題はヘビーな自由研究だけにする方がいい」と提唱するのは慶応大学特任准教授の若新雄純氏。「『勉強』はすでに答えがわかっているもの、明らかになっているものを身につけるために“反復”するもので、『研究』はわからないことをを明らかにすること」と違いを説明しつつ、「大学の研究では、誰かが明らかにしたものと同じことをやっても“おさらい”になってしまう。小学生が世界で誰も明らかにしていないことを見つけるのは難しいかもしれないが、例えば家庭や学校など身近なところで明らかになっていないことを探すのがいい。」と推奨する。

一方、調査でも明らかになった“親の不安”に対しては、「明らかにする作業は、ひとりでやるよりいろんな人と共同で行う方が面白いと思っている。大事なのは、答えを親も知らないこと。工作を仕上げるような感覚で『子どもがやりきれるか』と心配していると思うが、親も子もわからないテーマを一緒に探してあげる。僕が今やるなら『なぜお母さんとお婆ちゃんは仲が悪いのか』『嫁姑問題はなぜ発生するのか』とか(笑)」と提示。答えを導き出すことではなく、試行錯誤で自分なりに探すことが社会で必要とされてきていることだとした。
(AbemaTV/『けやきヒルズ』より)



