将棋の最年少棋士・藤井聡太七段(16)が、プロデビュー2年足らずで“最後の若手棋戦”に挑む。7月28日、藤井七段は八代弥六段(24)と、新人王戦で対局中だ。
 16歳の藤井七段は、2016年10月1日に四段に昇段。その後、数々の最年少記録を樹立すると、今年5月18日に竜王戦ランキング戦の連続昇級を達成し、七段に昇段。段位や年齢の制限がある若手棋戦の参加条件から飛び出してしまった。新人王戦も本来は六段までだが、出場が決まった時点では条件を満たしていたため、今期まで出場できる。過去には羽生善治竜王、森内俊之九段ら、名棋士たちが優勝してきた棋戦で、歴代優勝者として名を連ねるにはこれがラストチャンスになる。八代六段は、今年2月に藤井七段が優勝して話題となった朝日杯将棋オープン戦の2017年度の優勝者。