今月21日に出発された『開けられたパンドラの箱』(副題:「やまゆり園障害者殺傷事件」)が波紋を呼んでいる。
この本は2016年7月26日未明、神奈川県相模原市の知的障害者施設で入居者らが刃物で刺され19人が死亡、27人が重軽傷を負ったあの事件の真相解明を目的に、専門家や関係者が考察を論じているものだ。
しかし、その中には植松聖被告の拘置所内での生活をはじめ、会話や主張が綴られた手記、独特のタッチで描かれた漫画も掲載されている。その中で植松被告は「安楽死」について「仮に貴殿が大きな事故にあい、会話、移動、食事もできず糞を垂れ流す身体になります。元気な頃の貴殿はどうすべきだと考えますか?私は自殺スイッチを押すべきだと考えております」などの主張を展開している。