将棋の王位戦七番勝負の第3局が8月1日、北海道札幌市の「ホテルエミシア札幌」で始まった。初防衛を目指す菅井竜也王位(26)と、棋聖に続く複数冠獲得を目指す豊島将之棋聖(28)による平成生まれ同士初のタイトル戦は、現在1勝1敗。どちらが2勝目を挙げ、七番勝負の主導権をつかむか注目だ。
 菅井王位は昨期、羽生善治竜王(47)との対戦を4勝1敗で制し、王位を獲得して悲願の初タイトル。一方、豊島棋聖も今年7月、同じく羽生竜王を3勝2敗のフルセットで下し、初タイトルとなる棋聖位を獲得した。2人の通算対戦成績は、菅井王位の6勝3敗。