将棋の王位戦七番勝負の第3局が8月1、2日、北海道札幌市の「ホテルエミシア札幌」で行われ、菅井竜也王位(26)が豊島将之棋聖(28)に157手で勝利し、七番勝負の対戦成績を2勝1敗とリードした。
 対局は2日目、後手の豊島棋聖が封じた50手目から再開されると、持ち時間各8時間をフルに使う大熱戦に。再終盤まで形勢が見えない中、最後は菅井王位が鋭い指し手を続け、押し切った。これで2人の通算対戦成績は、菅井王位の7勝3敗となった。対局後、菅井王位は「形勢判断も分からなかったですし、終盤は勝ちを何回か逃しているかなと思いました」と、難解な将棋であると振り返っていた。