4つの異なるルールで競い合う団体戦「麻雀駅伝2018」の本戦4日目(最終日=RTDルール)が8月5日に行われ、最高位戦日本プロ麻雀協会が3日目まで首位だったアマチュア連合との188.4ポイント差を1日で引っくり返す大逆転で、初優勝を飾った。
最終日を3位で迎えた最高位戦は、同団体の最高峰タイトル・最高位の村上淳、過去3度最高位になった実力者・近藤誠一の2人が絶好調。全8選手の中で個人成績でも村上が+115.7の1位、近藤が+115.3の2位とワンツーフィニッシュを決める完全勝利を決めた。前年度は、プロ3団体がアマチュア連合に優勝を許す悔しい結果だったが、今年は最高位戦がプロの意地を見せた。
【最終結果と選手コメント】
1位 最高位戦日本プロ麻雀協会 +187.4(東風戦▲12.3 一発・裏なし▲38.2 三人+6.9 RTD+231.0)
村上淳+115.7(個人1位) 去年こちらが2位で、その前の団体戦も2位で。僕個人ずっとダメだったんで、このまま足引っ張ったら旅に出ようかと思っていたんですけど、なんとか東京にまだ住めます。本当によかったです。今日は100点をあげたいです。
近藤誠一+115.3(個人2位) 最高ですよ。しばらくは今回の優勝の余韻に浸りたいですね。
2位 アマチュア連合 +16.3(東風戦+5.9 一発・裏なし+119.4 三人+19.5 RTD▲128.5)
藤田晋▲12.4(個人4位) 僕も本当にチームのみんなが作ってくれたリードを守れなくて、本当に悔しいんですけど、我々一応、四暗刻をそれぞれテンパって、番組は盛り上げられたと思います。
萩原聖人▲116.1(個人8位) S級戦犯、坊主、土下座、切腹したい気持ちです。インプラントがどうにかなりそうなくらい悔しいです。
3位 RMU ▲79.3(東風戦+58.1 一発・裏なし▲48.6 三人▲28.9 RTD▲59.9)
松ヶ瀬隆弥+42.0(個人3位) 出場できたことは非常にRMUとして大きいこと。今回最下位で、また来年から予選会回るというのはとてもつらいと思ったので、ひとまずひと安心というところもあります。本当は優勝を狙っていたので、勝てなくて悔しいという思いが一番強いですね。
谷井茂文▲101.9(個人7位) 優勝争いができるポジションで松ヶ瀬にたすきを渡したいなと思っていたんですけども、自分自身の力不足があって、優勝を狙えるポイントでたすきを渡すことができなくて、先輩としてすごい悔しくて、情けなくてという気持ちでいっぱいです。次回また出られるということなので、僕が出られるかわからないですけど、必ずリベンジを果たしたいと思います。
4位 日本プロ麻雀協会 ▲126.4(東風戦▲51.7 一発・裏なし▲34.6 三人+2.5 RTD▲42.6)
金太賢▲22.9(個人6位) 応援していただいたファンの方、協会員全員に申し訳ないという気持ちが一番に出てきますね。いっぱいミスもしているんで、まだ早かったのかなと、見直していっぱい復習、練習しないとな、という思いは芽生えています。
松本吉弘▲19.7(個人5位) 協会員の方に申し訳ない気持ちでいっぱいなんですけど、協会は今回4位でしたけど、絶対優勝できる力を秘めている団体だと思っているので、来年また予選会を勝ち上がって、この舞台に戻ってこられるように頑張ります。
◆麻雀駅伝 「東風戦」(6回戦)、西日本を中心に人気の「三人麻雀」(8回戦)、一発・裏ドラなしルール(6回戦)、RTDルール(一発・裏ドラあり 6回戦)を、各チームが駅伝形式で選手を交代し戦うオリジナルルール。本戦には前年優勝のアマチュア連合、2位の最高位戦日本プロ麻雀協会、3位の日本プロ麻雀協会、予選会を勝ち抜いたRMUが出場している。
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