従業員との労働問題が相次いでいる自動販売機事業大手のジャパンビバレッジに、東京都の労働委員会がハローワークに求職者を紹介しないよう異例の通報を行ったことがわかった。
ジャパンビバレッジの従業員は、残業代の支払いなどを求めてストライキを実施中。今回、労働委員会が複数のハローワークに求職者を紹介しないよう求めたのは、会社が新たに社員を雇ってストを無効化することを防ぐ狙いがあるとみられる。
ジャパンビバレッジは労働基準監督署から4度の是正勧告を受けたほか、複数の従業員が上司の支店長から「有給チャンス」というクイズを出され、不正解したために有給の取得を認められなかったとして会社側に説明を求めている。会社側は不当な労働行為がなかったか「現在調査中」としている。