将棋の王位戦七番勝負第4局が8月22、23日の2日間、福岡県福岡市の「ホテル日航福岡」で行われ、挑戦者の豊島将之棋聖(28)が菅井竜也王位(26)に119手で勝利し、七番勝負の成績を2勝2敗のタイに戻した。敗れれば防衛に王手をかけられる一局だったが豊島棋聖が粘り、今期獲得したばかりの棋聖に続く2冠に向けて一歩前進した。
 ここまで第1局から菅井、豊島、菅井と全て先手番が勝利していたが、この一局も先手番の豊島棋聖が1日目から積極的に攻め込むと、菅井王位の受けにも勢いは衰えず、力強く押し切った。第5局は8月29、30日に徳島県徳島市の「渭水苑」で行われる。