日本将棋連盟による8月27日週の公式戦は、最年少棋士・藤井聡太七段は28日に全勝中の順位戦C級1組で、青野照市九段と対戦。また31日には出場資格により今期が最後の出場となる新人王戦で近藤誠也五段と対戦する。菅井竜也王位、豊島将之棋聖が2勝2敗と互角に戦っている王位戦七番勝負第5局は29日から行われる。主な対局は以下のとおり。
8月27日（月曜日）
竜王戦挑決第2局 広瀬章人八段VS深浦康市九段 （ニコニコ生放送・AbemaTV・将棋プレミアム・携帯中継）
第1局は深浦九段が勝利。広瀬八段はなんとか勝利して最終第3局に持ち込みたいところだ。2人の過去の対戦成績は、広瀬八段の11勝5敗。どちらも竜王挑戦となれば、初出場。持ち時間は各5時間。
王位戦予選 三浦弘行九段VS中川大輔八段 （携帯中継）
王座戦一次予選 浦野真彦八段VS里見香奈女流四冠 （携帯中継）
先週24日に藤井聡太七段を苦しめた里見女流四冠が、またも男性棋戦に登場。今期は女流棋士としては史上最多タイの対男性棋士3連勝も記録している。持ち時間は各5時間。
女流王座戦本戦 清水市代女流六段VS岩根忍女流三段 （携帯中継）
8月28日（火曜日）
順位戦C級1組 森下卓九段VS近藤誠也五段 （携帯中継）
順位戦C級1組 青野照市九段VS藤井聡太七段 （ニコニコ生放送・AbemaTV・携帯中継）
前期のC級2組に続き、1期抜けを目指す藤井七段の第4戦。C級1組は39人が参加し、上位2人がB級2組へと昇級になる。勝敗数が同じ場合は、前期の成績などをもとにした順位が上の棋士が優先される。藤井七段は39人中31位のため、昇級には全勝かそれに匹敵する成績が必要になる。なお全勝の棋士が3人以上出た場合、全員が昇級する。持ち時間は各6時間。
順位戦C級1組 杉本昌隆七段VS金井恒太六段 （携帯中継）
順位戦C級1組 船江恒平六段VS高橋道雄九段 （携帯中継）
順位戦C級1組 西尾明六段VS安用寺孝功六段 （携帯中継）
8月29・30日（水・木曜日）
王位戦第5局 菅井竜也王位VS豊島将之棋聖 （ニコニコ生放送・AbemaTV・携帯中継）
第1局から菅井、豊島、菅井、豊島と全て先手番が勝利して迎える第5局。今回は菅井王位の先手番で行われる。菅井王位が勝てば、前年に続く2期連続に、豊島棋聖が勝てば初タイトル奪取に続く一気に複数冠に王手をかけることになる。持ち時間は各8時間の2日制。
8月29日（水曜日）
王位戦予選 森内俊之九段VS鈴木大介九段 （携帯中継）
棋王戦挑決トーナメント 井上慶太九段VS丸山忠久九段 （携帯中継）
女流王座戦本戦 伊藤沙恵女流二段VS加藤桃子初段 （携帯中継）
8月30日（木曜日）
順位戦B級1組 渡辺明棋王VS行方尚史八段 （携帯中継）
順位戦B級1組 橋本崇載八段VS斎藤慎太郎七段 （携帯中継）
順位戦B級1組 山崎隆之八段VS畠山鎮七段 （携帯中継）
順位戦C級2組 中村亮介六段VS井出隼平四段 （携帯中継）
順位戦C級2組 高見泰地叡王VS島本亮五段 （携帯中継）
王将戦二次予選 羽生善治竜王VS広瀬章人八段 （携帯中継）
8月31日（金曜日）
竜王戦2組昇決 小林裕士七段VS村山慈明七段 （携帯中継）
朝日杯将棋オープン戦一次予選 戸辺誠七段VS長谷部浩平四段 （携帯中継）
新人王戦 藤井聡太七段VS近藤誠也五段 （ニコニコ生放送・AbemaTV・携帯中継）
新人王戦は26歳以下、六段以下などの参加条件がある若手棋戦で、藤井七段は参加決定後に七段に昇段。今回が最後の新人王戦となり、既に出場資格がない加古川青流戦、YAMADAチャレンジ杯と含め、最後の若手棋戦優勝のチャンスとなっている。持ち時間は各3時間。
9月1日（土曜日）
日本シリーズ一回戦 中村太地王座VS佐藤康光九段 （携帯中継）
9月2日（日曜日）
AbemaTVトーナメント準決勝 羽生善治竜王VS佐々木勇気六段（AbemaTV）
（C）AbemaTV
▶8/28（火）9:30～ 第77期 順位戦 C級1組 第4回戦 青野照市九段 対 藤井聡太七段
▶8/29（水）8:30～ 第59期 王位戦 七番勝負 第五局 1日目 菅井竜也王位 対 豊島将之棋聖
▶8/30（木）9:30～ 第59期 王位戦 七番勝負 第五局 2日目 菅井竜也王位 対 豊島将之棋聖
▶8/31（金）9:30～ 第49期 新人王戦 藤井聡太七段 対 近藤誠也五段
