『ちびまる子ちゃん』などの作者で知られる漫画家のさくらももこさんが、今月15日、乳がんのため亡くなっていたことが分かった。53歳だった。
さくらさんは1984年に19歳で漫画家としてデビュー。乳がんで闘病していることは親しい人にも明かしていなかったという。
テレビアニメで主人公・まる子の声を担当した声優のTARAKO(57)は「病気だったこととか本当に何も知らなくて、ごめんなさいしかないです」と事務所を通じてコメントを発表。今はただ、先生の分身でもある小学3年生の子に、嘘のない命を吹き込み続けることしかできないです。ももこ先生は『ありがとう』しかない恩人です」とさくらさんの死を悼んだ。
漫画家だけでなく、作詞家としても活動していたさくらさん。自身が手掛けた『ちびまる子ちゃん』の主題歌「おどるポンポコリン」は、160万枚を超える大ヒットを記録した。「おどるポンポコリン」を歌ったB.B.クィーンズの近藤房之助(57)は事務所を通じて「まさにB.B.クィーンズを生み出していただいたと言っても過言ではない。さくらももこ先生には本当に感謝してもしきれるものではありません」とコメントを発表。さくらさんへ感謝を述べた。
歌手の坂本冬美に詞を提供した「花はただ咲く」では、初めてコーラスに挑戦したさくらさん。今回の訃報を受け、坂本は「さくらさんのコーラスパートで緊張をほぐすために一升瓶を持ち込んでカラオケ気分でワイワイ録音したのが楽しい思い出です。あの笑顔をいつまでも忘れません」とコメントを発表。当時を振り返り、さくらさんの死を悼んだ。
(AbemaTV/『けやきヒルズ』より)
▶︎【動画】「ちびまる子ちゃん」 さくらももこさん(53)死去
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