将棋の最年少棋士・藤井聡太七段(16)が8月31日、自身最後の出場となる若手棋戦・新人王戦の準々決勝で、近藤誠也五段(22)と対局中だ。藤井七段は、驚異的なスピードで昇段した結果、3つある若手棋戦(新人王戦、加古川青流戦、YAMADAチャレンジ杯)のすべてで参加条件を飛び出してしまい、資格を失う前に出場が決まった新人王戦が、最後の若手棋戦となっている。
藤井七段の今年度の成績は20局で17勝3敗、勝率.850と、トップ棋士との対局も増える中、変わらず高い勝率を誇っている。勝数では全棋士中2位で、勝率はトップだ。また現在は7連勝中でもある。対戦相手の近藤五段も20局指し、13勝7敗で勝率.650の好成績。2人は過去に1度対戦があり、この時は藤井七段が勝っている。
新人王戦は26歳以下、六段以下などの参加条件がある若手棋戦で、藤井七段は参加決定後に七段に昇段した。この対局の勝者は、準決勝で青嶋未来五段と対決。別ブロックでは梶浦宏孝四段、出口若武三段が勝ち上がっている。持ち時間は各3時間。AbemaTVではこの対局を終了まで生中継する。
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