日本将棋連盟による9月3日週の公式戦は、3日に藤井聡太七段が、菅井竜也王位と対局。早指し戦以外で藤井七段がタイトルホルダーと対局するのは初。4日には中村太地王座と挑戦者の斎藤慎太郎七段による王座戦五番勝負が開幕。また6日には深浦康市九段と広瀬章人八段による竜王戦挑戦者決定戦の最終第3局が行われる。主な対局は以下のとおり。
9月3日（月曜日）
竜王戦4組昇決 井上慶太九段VS遠山雄亮六段 （携帯中継）
叡王戦予選 伊藤真吾五段VS都成竜馬五段 （ニコニコ生放送・携帯中継）
叡王戦予選 石田直裕五段VS石井健太郎五段 （ニコニコ生放送・携帯中継）
棋王戦 挑決トーナメント 菅井竜也王位VS藤井聡太七段 （ニコニコ生放送・AbemaTV・携帯中継）
初のタイトル挑戦を目指す藤井七段が、渡辺明棋王への挑戦権をかけたトーナメントに登場。2回戦から強敵とぶつかった。今年度も勝率8割以上を残す藤井七段だが、菅井王位とは昨年8月に初対局し、先輩棋士の実力を見せつけられ敗れた。菅井王位は現在、豊島将之棋聖との王位戦七番勝負でも3勝2敗と防衛に王手をかけている。勝者は3回戦で佐藤康光九段と対戦することが決まっている。同トーナメントはベスト4以上になると2敗失格システムとなり、敗れた棋士は敗者復活戦にまわり、そこを勝ち抜いた場合でも挑戦者決定戦でも2連勝が必要になる。持ち時間は各4時間。
9月4日（火曜日）
王座戦第1局 中村太地王座VS斎藤慎太郎七段 （ニコニコ生放送・AbemaTV・携帯中継）
昨年、羽生善治竜王を破り、初タイトルを獲得した中村王座と、悲願の初タイトルを目指す斎藤七段との五番勝負開幕戦。今期の成績は中村王座が9局で6勝3敗、勝率.667。また斎藤七段は20局で15勝5敗、勝率.750といずれも好成績を残している。斎藤七段の15勝は、全棋士でも4位タイの成績。持ち時間は各5時間。
王位戦予選 宮田敦史七段VS増田康宏六段 （携帯中継）
王位戦予選 小林裕士七段VS阪口悟六段 （携帯中継）
朝日杯将棋オープン戦一次予選 野月浩貴八段VS黒沢怜生五段 （携帯中継）
9月5日（水曜日）
叡王戦予選 畠山成幸八段VS松尾歩八段 （ニコニコ生放送・携帯中継）
叡王戦予選 泉正樹八段VS北浜健介八段 （ニコニコ生放送・携帯中継）
王位戦予選 郷田真隆九段VS飯塚祐紀七段 （携帯中継）
王位戦予選 桐山清澄九段VS大石直嗣七段 （携帯中継）
王座戦一次予選 所司和晴七段VS伊藤沙恵女流二段 （携帯中継）
9月6日（木曜日）
竜王戦挑決第3局 広瀬章人八段VS深浦康市九段 （ニコニコ生放送・AbemaTV・将棋プレミアム・携帯中継）
勝った方が羽生善治竜王への挑戦権を得られる最終第3局。1局目は深浦九段、2局目は広瀬八段と、どちらも絶対に負けないという強い精神力と粘りを見せ、いずれも終局は深夜に及んだ。最高峰タイトル挑戦まであと1勝だけに、今回も壮絶な粘り合いが繰り広げられそうだ。持ち時間は各5時間。
王座戦一次予選 松本佳介六段VS西山朋佳女王 （携帯中継）
朝日杯将棋オープン戦一次予選 村中秀史六段VS千田翔太六段 （携帯中継）
朝日杯将棋オープン戦一次予選 阿部隆八段VS宮本広志五段 （携帯中継）
朝日杯将棋オープン戦一次予選 船江恒平六段VS都成竜馬五段 （携帯中継）
9月7日（金曜日）
叡王戦予選 西尾明六段VS八代弥六段 （ニコニコ生放送・携帯中継）
叡王戦予選 大平武洋六段VS遠山雄亮六段 （ニコニコ生放送・携帯中継）
王位戦予選 矢倉規広七段VS里見香奈女流四冠 （携帯中継）
今期から女流枠で男性棋戦に復帰した里見女流四冠。ここまで7局指して4勝3敗と勝ち越す好成績を収めている。復帰前の2011年度では、かなり苦戦続きだっただけに、奨励会三段リーグでもまれた成果が、数字に出た格好だ。持ち時間は各4時間。
棋王戦挑決トーナメント 久保利明王将VS行方尚史八段 （携帯中継）
王将戦二次予選 佐藤天彦天彦名人VS菅井竜也王位 （携帯中継）
王将戦二次予選 中村太地王座VS斎藤慎太郎七段 （携帯中継）
加古川青流戦 井出隼平四段VS大橋貴洸四段 （携帯中継）
加古川青流戦 今泉健司四段VS梶浦宏孝四段 （携帯中継）
9月8日（土曜日）
日本シリーズ二回戦 山崎隆之八段VS渡辺明棋王 （携帯中継）
9月9日（日曜日）
AbemaTVトーナメント決勝 藤井聡太七段VS佐々木勇気六段（AbemaTV）
（C）AbemaTV
▶9/3（月）9:30～ 第44期 棋王戦 挑戦者決定トーナメント 菅井竜也王位 対 藤井聡太七段
▶9/4（火）8:30～ 第66期 王座戦 五番勝負 第一局 中村太地王座 対 斎藤慎太郎七段
▶9/6（木）9:50～ 第31期 竜王戦 挑戦者決定三番勝負 第三局 深浦康市九段 対 広瀬章人八段
