将棋のタイトル戦の1つ、王座戦の五番勝負第1局が9月4日、神奈川県秦野市の「陣屋」で始まった。初防衛を目指す中村太地王座(30)と、初タイトルを目指す挑戦者の斎藤慎太郎七段(25)のどちらが先に1勝を挙げるか。第1局は斎藤七段の先手番。過去の2人の対戦成績は1勝1敗。
 今期の成績は中村王座が9局で6勝3敗、勝率.667。昨期、羽生善治竜王を下し、悲願の初タイトルを奪取した。また斎藤七段は20局で15勝5敗、勝率.750といずれも好成績を残している。斎藤七段の15勝は、全棋士でも4位タイの成績。挑戦者決定トーナメントでは、高見泰地叡王、久保利明王将、藤井聡太七段、渡辺明棋王ら強豪棋士を次々と破り、五番勝負までたどり着いた。持ち時間は各5時間。AbemaTVでは、この対局を終了まで生中継する。