将棋のタイトル戦の1つ、王座戦の五番勝負第1局が9月4日、神奈川県秦野市の「陣屋」で行われ、初タイトルを狙う挑戦者の斎藤慎太郎七段(25)が、初防衛を目指す中村太地王座(30)を145手で下し、初戦で白星スタートを切った。
 過去の対戦成績は1勝1敗の五分だったが、この日先手番だった斎藤七段は、中盤までは優勢に。終盤、中村王座の必死の粘りでもつれたが、最後は押し切り大事な初戦での1勝をもぎ取った。対局後には「粘り強く攻めて、一瞬よくなったような気がしたんですが、最後の方は負け筋に入ったかとも思いました。粘り強く指したのが、最後にはつながったのかなと思います」と激闘を振り返った。第2局は9月20日に、京都府京都市の「ウェスティン都ホテル京都」で行われる。AbemaTVでは、この対局を終了まで生中継する。