Fリーグ選抜の10番、鬼塚祥慶。左右どちらの足も遜色なく使えるドリブラーであり、平均年齢20歳の若いメンバーの中で、その技術は群を抜いている。7月8日に行われたDUARIG Fリーグ2018/2019 ディビジョン1の第4節、アグレミーナ浜松戦も、ドリブルを起点に1ゴール1アシストと勝利に貢献した。ピッチ上で、まさに“鬼気迫る”プレーを見せる鬼塚とは、どんな選手なのだろうか。
 開幕3連敗で迎えたホーム開幕戦。無得点のまま互いに攻め切れないでいた前半終了間際、鬼塚がドリブルで駆け上がってシュートを放つ。一度は相手にブロックされたが、跳ね返りを再び打ち込むと、前にいた新井裕生の体に当たって軌道が変わり、ゴールへと吸い込まれた。