持ち時間5分、1手につき5秒が加算される超早指し戦「AbemaTVトーナメント Inspired by 羽生善治」の決勝(三番勝負)が9月9日、午後8時から放送される。決勝は史上最多の29連勝、数々の最年少記録を樹立した天才棋士・藤井聡太七段(16)と、その藤井七段の大連勝記録を「30」到達寸前でプロ初黒星をつけた佐々木勇気六段(24)との対決だ。
 AbemaTVでは事前にファンに勝者予想のアンケートを実施したところ、1095人が回答し藤井七段の勝利を予想したのは64%、佐々木六段は36%だった。対局前に藤井七段は「佐々木六段は非常に攻めが鋭い将棋で、特に早指しでもよく手が見えるという印象です。ここまで勝ち進むことができたので、決勝戦でも今までどおり落ち着いて、全力を尽くして優勝を目指したいと思います」と語った。また佐々木六段は、約1年ぶりの対決に「将棋を見てると、四段の時から将棋の作りはずいぶん変わってきてますよね。今七段ですけど、トップ棋士とも数多く当たって、成長している最中なのかなっていう風に受け止めてます」と、その成長ぶりを認めていた。