お笑いコンビ・キンボシの西田淳裕が、親交のある大相撲の横綱・白鵬から、コンビ名に「キンボシ」について、「横綱になるつもりないんか。芸能界で金星を取られる側にならないとダメなんじゃないの」と、愛ある一撃を受けたエピソードを披露した。
相撲好き芸人として知られ、トーク番組や中継にゲスト出演する機会も多い西田の「相撲デビュー」は5歳のころ。出身である鹿児島県・徳之島に第46代横綱・朝潮太郎の像が作られた際、その除幕式に小錦らがやってきた。「おじいちゃんとか、おばあちゃんとか泣いて喜んでるんですよ。幼心にかっこいいなあと思って、刷り込まれちゃった感じですね」と、それから相撲には何かしらの形で触れて生きてきた。上京し、都内の大学に通い始めた後、両国国技館で生観戦した直後から相撲愛がさらに覚醒。「それから相撲漬けですね」と、芸人となった後もチェックは欠かしたことがない。「土俵の上で戦っていた人が、すぐそばを通るってのがたまらないですよね。今でも入り待ち、出待ちしますけど、この後ご飯に行く約束をしている関取だったとしても、見ていてゾクゾクします」というほどの大ファンだ。
ピン芸人として3年ほど活動し、コンビを組むことになった西田が、コンビ名として考えたのは「何か縁起がよくて、相撲も何か使いたかった」ということ。思いついた「キンボシ」は、平幕力士が横綱を破る殊勲、番狂わせが起きた時に使われる「金星」だ。これには周囲の人々も「むちゃくちゃ反応がよかった」が、目の覚めるような一撃を飛ばしてきたのが、かの大横綱・白鵬だった。
ピン芸人時代から親交があった白鵬に、コンビ名を伝えたところ返って来たのは「じゃあお前、横綱になるつもりはないんか。芸能界で金星を取られる側にならないとダメなんじゃないの。そもそもの心持ちがダメだろう」と、想像もしないものだった。これには西田も「やっぱり横綱ってそうだよなと思いました。横綱になるつもりでやらないと。どこかで、芸能界の横綱になることを諦めていて『金星を取ってやるぞ』って気持ちしかなかった。奪われる側にならないとなって、目から鱗でしたね」と、気持ちを新たにしたという。
今後活躍したら改名は?と聞かれた西田は「そうですね、『キンボシ配給』に」と笑顔で語った。果たして改名はあるのか。改名するとしたら、本当に「キンボシ配給」なのか。ひとまず、本当に改名する前に、白鵬には1回相談してからの方が、横綱お墨付きの名前が思いつきそうだ。
(C)AbemaTV
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