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 女優の樹木希林さんが15日の午前2時45分、都内の自宅で、娘の内田也哉子(42)、その夫の本木雅弘(52)ら家族に見守られながら息を引き取った。75歳だった。

 希林さんは1961年、18歳で文学座に入団。悠木千帆の芸名で女優活動をスタートする。66年に文学座を退団し、70年にTBS系ドラマ『時間ですよ』に出演。74年に放送された『寺内貫太郎一家』では、当時31歳だった希林さんが10歳も年上の小林亜星(86)の母親役を演じ、沢田研二のポスターを前に「ジュリー!」と身悶えるシーンで人気を集めた。

 さらに今年、カンヌ国際映画祭で最高賞となる“パルム・ドール”を受賞した『万引き家族』では、その演技力で世界を圧倒していた。

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 また、プライベートでは、1973年にロックミュージシャンの内田裕也(78)と結婚。一人娘の也哉子も女優の道に進み、1995年には本木と結婚。希林さんは3人の孫にも恵まれていた。

 しかし、2004年に乳がんが発覚。翌2005年には右乳房を全摘出手術したものの、皮膚などに転移し、2013年、自ら全身がんであることを公表していた。16日夜、自宅では、本木や也哉子ら近親者で通夜が営まれ、歌手の和田アキ子(68)や映画『万引き家族』で共演したリリー・フランキー(54)らが弔問に訪れた。

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 個性派女優の訃報に、芸能界からも惜しむ声が届いた。映画で共演した俳優の阿部寛(54)は、「まだまだ、あの毒舌で元気な姿を皆さんに見せてくれると思っていた。2度も親子を演じさせていただいたことは、僕の一生の宝です」とコメント。

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 ドラマ『寺内貫太郎一家』で希林さんと親子を演じた小林亜星は「長い間、体調を悪くしておられたそうで心配しておりましたが、このような結果となり、大変残念な思いです。『寺内貫太郎一家』のメンバーもほとんど亡くなられて、寂しい限りです」と複雑な想いをコメントした。

 そして45年の別居婚を続けた夫の内田は、関係者を通じ、「あまりに突然で急だったので、大きなショックを受けている」と話しているそうで、心の整理がつかない状態だということだ。

(AbemaTV/『AbemaNews』より)

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