<大相撲秋場所>◇十二日目◇20日◇東京・両国国技館
横綱・稀勢の里(田子ノ浦)が関脇・御嶽海(出羽海)を寄り切りで下して9勝目を挙げた。
AbemaTVで解説を務めていた元関脇・北勝力の谷川親方は「稀勢の里の左の差し手を入れさせないように堪えましたが、横綱は何とかこじ開けましたね」と話し、稀勢の里が終始差し手争いをリードしたことが勝因であると分析した。
その一方、「横綱はまだ左が万全ではないので、相手力士は当たってから横綱が左を差すまでに攻める時間がある。そのことを分かっている横綱は、その攻めに堪えて残すために、しっかりと足腰を鍛えてきたようですね。足で残して勝機を見出しています」と話し、稀勢の里の場所前の稽古を称賛していた。