将棋のタイトル戦の1つ、王座戦の五番勝負第2局が9月4日、京都府京都市の「ウェスティン都ホテル京都」で行われ、初タイトルを目指す斎藤慎太郎七段(25)が、初防衛を目指す中村太地王座(30)に138手で勝利し、2連勝でタイトル奪取に王手をかけた。
 先手だった第1局を快勝していた斎藤七段は、序中盤でリードを許すも、夕食休憩を終えたあたりから挽回。終盤は着実にリードを広げて勝ちきった。対局後は「序盤中盤と指しにくい将棋になってしまった。最後までまったく分からない将棋でした。(タイトル王手にも)1勝は重いので、これまでどおりしっかり準備したいと思います」と、表情を崩さなかった。第3局は10月2日、宮城県仙台市の「仙台ロイヤルパークホテル」で行われる。