麻雀対局の結果により、スポンサー料(番組使用料)が変わるという前代未聞の企画「1000万円争奪 麻雀$ミリオネア」の第2回が9月22日に行われた。トッププロ級の雀力を持つサイバーエージェント代表取締役社長・藤田晋氏は、強豪プロ相手に半荘3回戦でトータル2位に入ることに成功。スリーアローズコミュニケーション(スリアロ)の麻雀番組200話分に対する個人でのスポンサー料(番組使用料)を、第1回の1000万円から500万円に半額にしたのに続き、さらに半額の250万円にすることに成功した。
同企画は、スリアロの麻雀対局番組200話分が一旦、無償でAbemaTVに提供され、これに対し藤田氏が個人スポンサーとして対局結果に応じて、最大1000万円を支払うというもの。ただし、毎回藤田氏がトッププロ3人と半荘3回戦で対決し、トータル2位以内に入れば1000万円から500万円、これを繰り返せば250万円、125万円と半減していき、これを5回繰り返すとスポンサー料が0円になるというルールだ。
今回の相手は近藤誠一(最高位戦)、村上淳(最高位戦)、鈴木たろう(協会)という、麻雀プロリーグ「Mリーグ」でドラフト指名をされた初代Mリーガーの3人。Mリーグではチェアマンを務めている藤田氏は、対局前「僕は打てるのはうれしいんですけどね。正直、そんなにモチベーションが上がらないんですけど、不思議と卓に座ると絶対勝つってなるんですよね」と、微妙な心境を笑顔で明かしていた。
半荘1回戦で、近藤誠一にオーラス逆転を許したものの2着に入った藤田氏は、2回戦でも奮闘。オーラスの親番で3着目からまたも2着フィニッシュと盛り返した。トータル2位で迎えた最終3回戦では、1位の近藤、3位の鈴木を意識しながらの難しい対局になったが、一時は1万2400点まで減った点棒を減らしたものの、南2局の親番でリーチ・一発・ツモ・タンヤオ・ピンフの1万2000点を仕留めて復活。解説していた漫画家・片山まさゆきからも「なんなんですか、この人は」と呆れかえるほどの勝負強さを見せた。
結果的に3回戦は3着で終了も、トータルでは2位でフィニッシュ。250万円相当の連対に成功すると、対局後は「また勝っちゃいましたね」と笑顔。「(1万8000点の放銃に)あれは頭がクラッとしましたね」と話したものの、続く親番で見せた会心の親満に「自分はなんでこんなところで不屈の精神を発揮しているのか、よく分からない。どういう育ち方をするとこうなるのか」と、周囲の笑いを誘っていた。
次回は250万円か125万円かをかけた戦いが、10月28日に行われる予定だ。
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