将棋の王位戦七番勝負第7局が9月27日、東京都千代田区の「都市センターホテル」で再開した。菅井竜也王位(26)、豊島将之棋聖(28)ともに譲らず3勝ずつ挙げ、同対局に勝利した方が、王位のタイトルを獲得する。菅井王位が勝てば初防衛、豊島棋聖が勝てば、今年初タイトルとなった棋聖に続く2冠となる。対局は1日目に菅井王位が封じた64手目から再開した。
 ここまでの6局は菅井、豊島という順に、全て先手番が勝利。第7局では改めて振り駒が行われ、豊島棋聖の先手となった。2人の通算対戦成績は、菅井王位の8勝5敗。現在、8つあるタイトルは8人が1人ずつ持ち合う状況になっており、豊島棋聖が2つ目のタイトルを取れば、唯一の複数冠になる。