将棋の里見香奈女流四冠(26)が9月28日、朝日杯将棋オープン戦一次予選で中田功七段(51)と対局中だ。里見女流四冠は、この一次予選で2人の男性棋士を下し、二次予選進出まであと2勝と迫っている。対局の勝者は、豊川孝弘七段(51)と同日に対局することが決まっている。
 今期から女流枠で男性棋戦に登場している里見女流四冠は、奨励会三段リーグでもまれたこともあってか、今期は男性棋士相手に互角に渡り合っている。奨励会は年齢制限により退会、女性初の「プロ棋士」誕生はならなかったが、その戦いぶりに注目が集まっており、ここまで男性棋戦で8局指し、4勝4敗の五分だ。