日本プロ麻雀連盟の最高峰タイトル「鳳凰位」への挑戦権を争う、第35期鳳凰戦A1リーグの第9節C卓が10月1日、東京都・夏目坂スタジオで行われ、近藤久春が僅差ながら卓内トップを取り、リーグ残留に向けて踏み止まった。
対局開始前に12人中最下位で降格圏にいた近藤は、これ以上マイナスポイントを増やしたくない中、荒れた展開の影響を受けて1、2回戦と連続ラス。窮地に追い込まれたが3回戦で大きなトップを勝ち取ると、最終4回戦でも接戦を制してトップ。ラス、ラス、トップ、トップと派手な展開になったが、なんとかプラスポイントを稼ぎ、今後に望みをつないだ。「何とか踏み止まれたので、次節は1回戦から全力でトップを狙います」と残り3節での大反撃を誓っていた。
【試合結果】
1位 近藤久春 +4.4
2位 勝又健志 +3.5
3位 和久津晶 ▲1.2
4位 吉田直 ▲6.7
◆鳳凰位 日本プロ麻雀連盟のタイトルの1つで、30年以上の歴史がある同連盟最高峰タイトル。A~Eまで計11のリーグに分かれている。A1は12人で行われ、上位3人が前年度の鳳凰位と半荘16回戦でタイトルを争う。
◆日本プロ麻雀連盟 1981年に設立。森山茂和会長。ベテラン・中堅・若手と各大会・メディアで活躍するプロが多数所属する。現在の所属プロは業界最大規模となる600人以上。2016年に行われた「麻雀プロ団体日本一決定戦」でも優勝した。主なタイトル戦は鳳凰位、十段位、麻雀グランプリMAX、王位戦、麻雀マスターズ、女流桜花、プロクイーンなど。
(C)日本プロ麻雀連盟チャンネル ※画像はFRESH LIVEから