10月7日、ラスベガス・T-Mobileアリーナで開催される『UFC229』。コナー・マクレガーがハビブ・ヌルマゴメドフ戦で復帰戦をおこなう。2017年8月26日に開催された5階級王者、フロイド・メイウェザーとの世紀のボクシングマッチから約1年1ヶ月、総合格闘技の試合からは1年11ヶ月、ぼほ2年というブランクからの復帰に不安視する声も少なくない。
メイウェザー戦後のマクレガーの復帰はかなり困難なものと予想されていた。生まれてきた子供や妻とのプライベートを優先したいという本人の意向ももちろん大きいが、世紀の大プロジェクトを終え、この試合で得た莫大なファイトマネーと、彼が主戦場としてた総合格闘技で得るギャランティーとの大きな剥離から、さらに扱い難い選手というイメージがついてしまっていた。今回の対戦相手、ヌルマゴメドフの名前も当初から挙がってはいたが、当時としてはさほど世間が重要視するカードとは到底思えなかったのも事実だ。