プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2018」10月5日の1回戦が行われ、赤坂ドリブンズ・村上淳(最高位戦)がトップを取り、村上は2勝目、チームとしては渋谷ABEMASに並ぶ3勝目を挙げた。
対局者は起家から赤坂ドリブンズ・村上淳(最高位戦)、U-NEXT Pirates・石橋伸洋(最高位戦)、KONAMI麻雀格闘倶楽部・高宮まり(連盟)、TEAM RAIDEN/雷電・黒沢咲(連盟)と、高宮と黒沢の2選手は初陣となった。
リーチ超人という異名を持ち、門前スタイルが武器と称される村上だが「赤牌が3枚入ったルールでは、平均打点が高いので、どんどんツモられてしまうだけでもラスになってしまう。相手のチャンスを潰すという意味でも、少し鳴いて危険を冒すのは今までより増える」とルールに合わせて打つことを宣言していた。
村上は東1局の親番で、まずは自身の武器であるリーチ攻撃で、リーチ・ドラ4で1万2000点を決めた。さらに東4局では仕掛け攻撃を見せ、タンヤオ・ドラ4で8000点を加点。これで4万点台のトップ目に立ったが、南2局では親番・石橋のリーチに仕掛け攻撃で立ち向かい、一気通貫・ドラで2000点(+供託1000点)をアガリ切って勝負を決めた。「セオリー的にはトップ目からは1牌も押さないのがセオリー」としながらも、トップ死守のためには「アガリ切れるところではしっかりアガリ切る。リスクを取ってもトップのためにはいいんじゃないかと押せたのがターニングポイントだった」とまさに宣言通りの戦い方で、チームに3勝目をもたらした。
「2回打って2回トップ、僕だけですね」と顔をほころばせ「こうなったらMリーグ初の3連勝、4連勝を目指して頑張ります」とさらなる躍進を誓った。【福山純生(雀聖アワー)】
【1回戦結果】
1着 赤坂ドリブンズ・村上淳(最高位戦)4万5000点/+65.0
2着 KONAMI麻雀格闘倶楽部・高宮まり(連盟)3万4700点/+14.7
3着 TEAM RAIDEN/雷電・黒沢咲(連盟)2万6000点/▲14.0
4着 U-NEXT Pirates・石橋伸洋(最高位戦)▲5700点/▲65.7
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆大和証券Mリーグ2018 7チームが各80試合を行い、上位4チームがプレーオフに進出するリーグ戦。開幕は10月で翌年3月に優勝チームが決定する。優勝賞金は5000万円。ルールは一発・裏ドラあり、赤あり(各種1枚ずつ)。また時間短縮のために、全自動卓による自動配牌が採用される。
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