麻雀プロ団体・最高位戦日本プロ麻雀協会による女流プロの最高峰タイトル、女流最高位決定戦の最終日(2日目)が10月7日に行われ、現女流最高位の西嶋千春が1日目のリーグをうまく活かした逃げ切り勝ちで、連覇を達成した。
1日目終了時点で+125.9と、2位の御木マヤに約86ポイント差をつけていた西嶋は、残り半荘4回戦の1回戦で御木にトップを許して差を詰められるも、慌てる様子はなし。2、3回戦と確実に順位で御木を上回ると、4回戦も大きなマイナスを作らず3着でまとめて、逃げ切りに成功した。対局後には「応援してくださった方本当にありがとうございました。とてもツイていて結果として優勝出来ましたが、ミスもたくさんあったと思うので、放送を見返して勉強し直します」と3連覇に向けて謙虚な言葉を重ねていた。
【最終成績】
1位 西嶋千春 +98.6
2位 御木マヤ +12.9
3位 石井あや ▲2.1
4位 大平亜季 ▲110.4
◆女流最高位 最高位戦日本プロ麻雀協会の女流最高峰タイトル。女流リーグはAリーグ、Bリーグの2リーグ制で、各リーグの成績上位者が準決勝へ。準決勝の1~3位が、現女流最高位を含めた4人で決定戦を行う。決定戦は2日間、半荘8回戦。
◆最高位戦日本プロ麻雀協会 1976年に設立。東京、関西、東海、北海道、新潟に拠点があり、所属会員数は約380人。主なプロは金子正輝、近藤誠一、村上淳、石橋伸洋、茅森早香、石井あや、大平亜季ら。主催タイトル戦は最高位、女流最高位、最高位戦Classic、發王戦、新輝戦、女流名人戦、新人王戦。代表理事・新津潔。
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