将棋の第31期竜王戦七番勝負の第1局が10月11、12日、東京都渋谷区のセルリアンタワー能楽堂で行われ、先手の羽生善治竜王(48)が挑戦者の広瀬章人八段(31)に141手で勝利した。羽生竜王は今シリーズでタイトルを防衛すれば、タイトル通算100期という大偉業を達成。大事な初戦を制して、大きな一歩を踏み出した。

 羽生竜王は、防衛すればタイトル100期となる一方、失冠すれば1991年に棋聖位に就いてから実に27年ぶりの“無冠”となるため、シリーズ開幕前から大きな注目を集めていた。振り駒の結果、羽生竜王の先手で始まった対局は、2日目の昼食休憩後あたりから一気に展開。激しい攻防の中、難解な局面を見事に読みきった。最終盤には、勝利が見えた時に出ると言われる“羽生震え”が激しく出る場面もあった。

 2人の通算対戦成績は羽生竜王の16勝8敗。直近では2連敗していた羽生竜王が、大事な一局で勝負強さを見せた形となった。

 竜王戦七番勝負は持ち時間が各8時間の2日制。第2局は10月23、24日に福岡県福津市の「宮地嶽神社」で行われる。AbemaTVではこの対局を終了まで生中継する。

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▶10/12(金)8:30~ 第31期 竜王戦 七番勝負 第一局 2日目 羽生善治竜王 対 広瀬章人八段

第31期 竜王戦 七番勝負 第一局 2日目 羽生善治竜王 対 広瀬章人八段 | 無料のインターネットテレビは【AbemaTV(アベマTV)】
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▶10/16(火)8:30~ 第66期 王座戦 五番勝負 第四局 中村太地王座 対 斎藤慎太郎七段

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▶10/17(水)9:30~ 第49期 新人王戦 決勝三番勝負 第二局 藤井聡太七段 対 出口若武三段

第49期 新人王戦 決勝三番勝負 第二局 藤井聡太七段 対 出口若武三段 | 無料のインターネットテレビは【AbemaTV(アベマTV)】
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出演者は、藤井聡太七段、出口若武三段です。