一本では折れてしまう矢でも、三本を束ねると折れない――。
 戦国時代の武将・毛利元就が、息子たちの結束を促すために伝えたという「三矢の訓(おしえ)」は有名な逸話だろう。この教訓は現代社会のあらゆる場面で耳にする。スポーツもその一つだ。サッカーでは、バルセロナやレアル・マドリードなど強力な3トップの布陣に対してよく“三本の矢”の表現が使われてきた。
 そんな例えはフットサルにもある。最強クラブ・名古屋オーシャンズの助っ人選手たちのことだ。