経団連は9日、2021年春入社の学生から“就活ルール”を廃止することを決めた。現在のルールでは、大学3年生の3月に会社説明会、4年生の6月に面接が解禁されているが、現在2年生の就活からはそうした縛りがなくなる。
 就活ルール廃止の背景には、経団連に加盟していない企業がより早い時期から採用を始め、ルールが形骸化している実態がある。さらに、就職の時期を固定しない通年採用を実施する企業もあり、新卒一括採用という形態にも変化の兆しがあるという。