将棋のタイトル戦の1つ、王座戦の五番勝負第4局が10月16日、新潟県南魚沼市の「龍言」で始まった。初防衛を目指す中村太地王座(30)が勝てば最終の第5局へ、挑戦者の斎藤慎太郎七段(25)が勝てば、悲願の初タイトル獲得となる。対局は中村王座の先手番。
 今シリーズは斎藤七段が第1、2局と連勝。タイトルへ王手をかけていたが、第3局では後手番だった中村王座が粘って初勝利を挙げた。2人の過去の対戦成績は6戦して3勝3敗の五分。今年度の成績では中村王座が17局で10勝7敗、勝率.588。斎藤七段は28局で19勝9敗、勝率.679。