175センチ・75キロ。アスリートとして特筆するほどの体格ではない。しかし、その太ももはまるでスピードスケート選手や競輪選手のようであり、そのガタイはまるで、プロレスラーのようである――。
 丸山将輝、23歳。立川・府中アスレティックFCに所属するその男は、ピッチが狭く感じるほどの圧倒的なフィジカルを武器に前線に君臨している。まるで、「100年に1人の逸材」と呼ばれるプロレスラー・棚橋弘至のように。