客席の空席が目立つとして、今月17日にさいたまスーパーアリーナの公演を急きょ中止した歌手の沢田研二(70)が21日、大阪狭山市のSAYAKAホールで、騒動後初のコンサートを行った。
タクシーに乗り込む沢田に記者から「ちゃんと(次の)コンサートは行われるんでしょうか?」という質問が投げられると、沢田は「はい、予定どおり」と回答。「ファンに一言ありますか?」の質問には「ステージで言いますので」と話した。
“ドタキャン”騒動後、18日に横浜市内の自宅近くで取材に応じた沢田は「約束を破りながらそういうスカスカの状態でやれというのは僕には酷だ」とコメント。中止の理由について「9000人の動員予定が7000人しか集まらなかったため」と告白した。
およそ9000人を収容する予定だった、さいたまスーパーアリーナより小規模となった大阪狭山市のSAYAKAホール。1200人分のチケットは、前売りの段階で完売し「満員御礼」の紙が張られた。
コンサート開演前、ファン歴40年の父と一緒に訪れたという20代の男性(ファン歴27年)は、「真面目にロックンロールとして、アーティストの活動をしている人なので好きにしてあげてほしいですね」と話す。ファン歴50年の女性に、記者が「今日もコンサートやらないよと言った場合は?」と聞くと、女性は「また行くんで」と笑顔で答えた。
今回の行動に理解を示すファンに対し、コンサート開始早々、沢田はファンに向けて語り始めた。
「僕の性格、意地もありました。全て僕のワガママです。本来謝罪すべきは、さいたまスーパーアリーナに足を運んでくださった方々です。私は厄介な人間です。あの日、神経が違和感を覚え、心が揺れました。悩みました。私はブレない人間なんかじゃありません。いつもブレています。本当に申し訳ないと思っています」
コンサート終了後、ファンの女性に話を聞いた。「(謝罪の言葉に対して観客は)すごく、うなづいていた。みんな全てジュリーが言った言葉に対して、拍手がすごく大きかったです。すごくよかった」と話す。別の女性は「もう感極まる感じ。声掛けは、ジュリーは嫌がるので。だから、名前呼ぶだけですよね。『ジュリー』って叫ぶくらいです」と語った。
沢田は約10分間の謝罪の後、新たな決意も明かしたという。
「さいたまスーパーアリーナを満員にするという目標ができました。ここを新たな出発にして、これをモチベーションに10年はやります」
(Abema TVニュース/『けやきヒルズ』より)
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