日本プロ麻雀連盟の最高峰タイトル「鳳凰位」への挑戦権を争う、第35期鳳凰戦A1リーグの第10節C卓が10月22日、東京都・夏目坂スタジオで行われ、沢崎誠が卓内トップを取り、上位3人の決定戦出場枠にわずか1.6ポイント差まで詰め寄った。
前節を終えて暫定4位だった沢崎は、暫定2位の勝又との直接対決で、いきなり半荘1回戦からトップを取られ苦しいスタートになったが、続く2回戦では大物手を次々とアガり、さらには勝又を箱下に沈める会心のトップ。その後も巧みな戦いぶりで卓内トップを勝ち取った。
沢崎の暫定順位は変わらなかったものの、勝又のポイントを減らして暫定3位に下ろしたことで、その差は1.6ポイントに。「ようやく決定戦が見えてきたので、次節もしっかりと喰らいつきたいです」と、残り2節での逆転を目指していた。
【試合結果】
1位 沢崎誠 +25.0
2位 和久津晶 +17.4
3位 藤崎智 ▲12.8
4位 勝又健志 ▲29.6
◆鳳凰位 日本プロ麻雀連盟のタイトルの1つで、30年以上の歴史がある同連盟最高峰タイトル。A~Eまで計11のリーグに分かれている。A1は12人で行われ、上位3人が前年度の鳳凰位と半荘16回戦でタイトルを争う。
◆日本プロ麻雀連盟 1981年に設立。森山茂和会長。ベテラン・中堅・若手と各大会・メディアで活躍するプロが多数所属する。現在の所属プロは業界最大規模となる600人以上。2016年に行われた「麻雀プロ団体日本一決定戦」でも優勝した。主なタイトル戦は鳳凰位、十段位、麻雀グランプリMAX、王位戦、麻雀マスターズ、女流桜花、プロクイーンなど。
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