将棋の藤井聡太七段(16)が10月23日、順位戦C級1組6回戦で千葉幸生七段(39)を111手で下した。5回戦が抜け番だったため、この日が今期5局目となった対局に快勝。順位戦では昨期、10戦全勝で“1期抜け”を果たしたのに続き、これで15戦全勝と「順位戦無敗」を継続した。藤井七段の今期の全対局としては、29局で24勝5敗、勝率.827となった。
C級1組には39人が参加し、1人10局ずつ行い、成績上位2人がB級2組へと昇級する。勝敗数が同じ場合は、前年度の成績をもとにした順位が上位のものが昇級する。昇級したばかりの藤井七段は、39人中31位。上位で勝敗数が並ぶほど、昇級は難しくなるだけに、前期同様に全勝か、それに近い成績で連続昇級を目指すことになる。なお全勝の棋士が3人以上出た場合は、全員が昇級する。
藤井七段のC級1組での対局は残り5局。次局は藤井七段が「西の天才」と呼ばれるのに対して「東の天才」と呼ばれる増田康宏六段(20)との対局が予定されている。
【藤井七段 C級1組今後の対局予定】(藤井七段から見た先手・後手)
7回戦 増田康宏六段(後手)
8回戦 門倉啓太五段(後手)
9回戦 富岡英作八段(先手)
10回戦 近藤誠也五段(先手)
11回戦 都成竜馬五段(後手)
※5回戦は抜け番で7回戦が6局目
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