30日、英TelegraphがTwitterの「いいね」機能が廃止されると報じ、大きな話題を呼んだ。記事によると、Twitter社CEOのジャック・ドーシー氏が先週行われた社内向けイベントで「間もなく『いいねボタン』を廃止する」と発言したとしている。これに対し、Twitter社は「会話の健全性のために『いいねボタン』だけでなく、全てのサービスの見直しを行っている」と、報道を一部否定するコメントを出している。
いいね機能が誕生したのは2015年のこと。現在はハート型のボタンだが、当初は星型で、「お気に入り(=favorite)という名称から日本では"ふぁぼ"と呼ばれており、形が変更された際にも様々な議論があった。
リディラバの安部敏樹氏は「僕の中で純粋に"いいね"という気持ちで押しているだけなのに、なぜ他のユーザーにもそれが分かってしまうのか。無くすことにも賛成だ」と、いいね機能に対し疑問を抱いていたと話す。一方、タレントの山田菜々と漫画家の峰なゆかは「後でリンク先を見ようというメモ代わりにいいねしておくことがある」とコメント。さらに峰は「私について"ムカつく"みたいなアンチツイートを発見したときにふぁぼると、"お前、見てるからな"みたいなメッセージとして伝わる」と明かした。
Twitterに関する本も執筆している堀正岳氏も、こうした使われ方は非常にポピュラーだと話し、堀氏はブックマークのような「メモふぁぼ」、自分に来たリプライに返事をするのが面倒くさいときの「見たよ!」の合図「既読ふぁぼ」と分類した。また、峰のような「威嚇ファボ」が大好きだという「電撃ネットワーク」ギュウゾウさんは「いいねが1万、3万、5万と集まるとファッショッン系のブランドが割引してくれる」と話し、「Twitter社は『ふぁぼ』のほかに『ふざけんなよ』のふぁぼを作ったほうがいい」と指摘した。
議論を聞いていた2ちゃんねる創設者のひろゆき(西村博之)氏は「使いたいなら使えばいいし、使いたくないと思ったら使わなければいい。みんな、なんでそんなに思い入れを持って語っているんだろう」と不思議そうにしていた。(AbemaTV/『AbemaPrime』より)
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